「計装工事って、何から覚えればいいの?」
そんな不安を抱える新人さんも多いはず。最初は誰でもわからなくて当然です。
この記事では、**計装工事の現場で最初に覚えておくと安心な「基本の工具」と「よくある作業」**について、初心者向けにわかりやすく紹介します。
■ 計装工事で使う!新人が覚えるべき基本の工具
最初は扱いが簡単で、出番の多い工具から覚えましょう。以下の5つは「最低限これだけは覚えておきたい」基本セットです。
工具名 | 用途 | 新人ポイント |
---|---|---|
ドライバー(+/-) | ネジの締め外し | プラス・マイナスの区別をしっかり覚えよう |
ペンチ | 曲げる・つかむ・切る | 細い電線の加工に便利 |
ニッパー | 電線を切る | ケーブルを傷つけない切り方が重要 |
ケーブルストリッパー | 電線の被覆をむく | 力加減に注意、芯線を傷つけない練習を |
検電器 | 通電確認 | 感電防止のための必須アイテム |
🛠 補足:腰道具(腰袋)に入れるのが基本!
現場では工具を持ち歩く時間がもったいないので、腰道具にまとめて常備しておきましょう。
■ 現場でよくある新人作業5選
次に、新人がよく任される作業を紹介します。先輩のサポートをしながら、一つずつ確実に覚えていきましょう。
① ケーブルの皮むき(ストリップ作業)
電線の被覆を適切な長さでむく作業。
→ 芯線を傷つけないようにストリッパーを使う。
② ケーブルの結線補助
先輩が結線作業をするときに、端子番号を読み上げたり、ケーブルを整えて渡したりする。
③ 盤の中の配線整理(番線取り)
電線に「どこにつながる線か」を示す番号札(マークチューブなど)をつける作業。
④ 配線ルートの整線・結束
電線をキレイに並べて、インシュロック(結束バンド)で束ねる。
⑤ 材料の準備と片付け
作業に必要な工具や材料を先に用意したり、終了後に片付け・清掃を行う。
■ 新人が気をつけたいポイント3つ
✔ わからないことはすぐ聞く
中途半端な理解で進めると事故やミスにつながります。質問は恥じゃない!
✔ 指示は「復唱」して確認
言われたことを一度復唱するだけで、ミスが激減します。
✔ 工具は「手入れ」も大事
刃物や工具のメンテナンスを怠ると、作業効率が下がるだけでなくケガの原因にも。
■ まとめ
計装工事の新人が最初に覚えるべきことは、「基本工具の使い方」と「安全で正確な作業の補助」です。最初から難しい作業を求められることはありません。
焦らず、一つひとつ確実に覚えていくことが、信頼される技術者への第一歩。
現場で「こいつ、ちゃんと見てるな」と思われたら、もう半分合格です!