計装工事の現場では、「ちょっとした気の緩み」や「確認不足」がトラブルに直結することもあります。
新人時代は覚えることが多くて大変ですが、よくある“やらかしミス”を事前に知っておくだけで信頼度が変わります。
この記事では、新人が現場で怒られやすいミス10選を紹介します。未然に防いで、スムーズに現場デビューしましょう!
■ 怒られやすいミス10選
① ケーブルの芯線を傷つける
→ 被覆をむくときに力を入れすぎて、銅線まで削ってしまうミス。
これは重大な不良になるので、最初に必ず練習を!
🛠 対策:ケーブルストリッパーを正しく使う/無理な力を入れない
② 端子の番号を間違えて結線
→ A1とA2、X1とX2など、番号を見間違えて配線してしまう。
動作不良・ショートの原因になるので、現場ではかなり怒られます。
🛠 対策:結線前に指差し確認+復唱
③ 端子ネジの締め忘れ・緩み
→ 締めた「つもり」で実は浮いていたり、中途半端に締めた結果、通電不良や発熱の原因になる。
🛠 対策:最後に端子を1本ずつ増し締めチェック
④ マークチューブ(番号札)をつけ忘れる
→ 番線を表すマーキングを忘れると、後でどの線かわからなくなり、全解体…なんてことも。
🛠 対策:結線前のタイミングで必ずマーキングする習慣を
⑤ 図面を見ないで作業を始める
→ 先輩が「これやって」と言った内容を、図面確認なしでやってしまうと、誤施工につながりやすい。
🛠 対策:「作業指示」+「図面で確認」=セットで!
⑥ インシュロックの締めすぎ・締め不足
→ 締めすぎるとケーブルがつぶれ、締め不足だと見た目がだらしない。地味だけど怒られがち。
🛠 対策:締め具合は“軽く引っ張って動かない程度”
⑦ 工具の置き忘れ・紛失
→ 盤の中、天井裏、ダクトの中…いつの間にか忘れてる。
拾得物として報告されると、信用ダウンです。
🛠 対策:「使ったら戻す」習慣/腰道具の定位置を決める
⑧ 高所作業で工具を落とす
→ 落とすと人身事故にもつながる。最悪、現場ストップに。
🛠 対策:工具落下防止コードの着用を忘れずに
⑨ 勝手に判断して作業を進める
→ 「たぶんこれでいいだろう」と思ってやったら全部やり直しに。新人の「自己判断」は要注意。
🛠 対策:「わからないことは必ず確認」が鉄則
⑩ 「聞いてないふり」や「返事をしない」
→ 職人さんや先輩の言葉に返事がないと、「やる気がない」と見なされます。これで怒られるケースも多数。
🛠 対策:ハキハキ返事+メモを取る姿勢が好印象
■ ミスは誰でもする。でも”未然防止”はできる!
新人だからこそ、失敗はあるもの。
ただし、「同じミスを繰り返さない」「怒られたら素直に改善する」ことができれば、成長スピードは段違いです。
■ 最後に:現場で信頼される新人とは?
✅ 指示は必ず復唱して確認
✅ 工具や材料の整理整頓を意識する
✅ 小さな作業も丁寧に仕上げる
✅ 返事・報告・相談を怠らない
「一緒に働きたい」と思われる人になるには、技術よりも基本動作の徹底が近道です!